オフセット印刷とは?
オフセット印刷とは平版(へいはん)印刷のひとつで、一般の商業印刷物は大半がオフセット印刷機による印刷物になります。版と紙は直接触れる事なく、版についたインキをゴム製のブランケットに転写して(off)それを用紙へと転写(set)するため、オフセット(Off set)という名称になっています。オフセット印刷は平版印刷なので版自体には凸版のように凹凸はありません。アルミの版の上に水とインキ(油)が反撥する性質を利用してインキがのる部分とそうでない部分に分けています。版と用紙が直接ふれあうことがないため、版の摩耗も少なくて鮮明な大量の印刷が短時間で可能になります。
平判のオフセット印刷では製版フィルム費用が不要で、大判シールを大量に印刷する場合には大幅に時間短縮が可能な印刷方法です。
CTP印刷では製版フィルムそのものが不要となるために、製版フィルム費用も不要となります。大判のシール印刷で種類数が沢山あるようなケースでは、凸版の場合、その種類数×色数分の凸版作成が必要になるのですが、オフセット印刷ではその費用がかからず、大幅なコストダウンが可能です。また、フィルムを使わないCTP印刷は環境にも優しいものとなっています。大ロットの場合には単価もぐっと抑えられるため、大判で大ロットの場合にはオフセット印刷がおすすめの印刷方法のひとつになります。角丸などの抜き加工が不要な場合には、断裁仕上げで仕上げることができるため、型代なども不要になります。
フルカラーなどロール仕上げのラベル印刷で活躍するオフセット輪転機
ロール仕上げなどの際に使用するオフセット輪転機の場合には、従来通りのフィルム製版が必要になります。上記の平判オフセット印刷機と異なり、オフセット輪転機の場合にはロール状のシール原紙を印刷機にかけて、ワンパスでPPラミネート加工や箔押し加工、抜き加工などが行えるためより高速に行うことが可能です。
フィルムが不要なデータから直接刷版を作るCTP
印刷業界もデジタル化が進み、大きく変わってきています。例えば、従来のフィルム製版工程も机の上のプリンターでプリントするような感覚で刷版を出力できる、CTP(Compuate to Plate)が登場しました。CTPには刷版の素材などの違いで下記の3つのタイプがあります。
1.アルミ版の表面に樹脂を塗ったタイプ
2.アルミ板の表面に感光材を塗り、現像処理するタイプ(従来のFTPのように)
3.樹脂や紙版ベースのもの
CTPオフセットラベル印刷機の印刷工程
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