糊殺し加工(部分糊止め加工・キルフィルム使用)
POPラベル(アテンションシール・アイキャッチシール)などで使用される加工方法のひとつです。糊の必要のない部分に予め糊止め加工(下記はキルフィルム)を行い、必要な部分にだけ糊が付いた状態の材料に印刷を行い仕上げます。素材はなんでも可能ですが、一般的にはPET素材などの少しパリッと固い素材が多く使われていますが、PET素材は少々高い素材でもあるため、場合によってはホイル紙などを使用するケースもあります。糊止め加工をした部分は薄い透明のフィルムを貼り合わせてあるため、粘着性は全くありません。スーパーやホームセンター、ドラッグストアなどでよく見かけるシャンプーなどに付いているPOPシールは多くがこの方法で製造されています。
よく使われる素材について
よく使われる素材は、銀色のフィルム素材(銀PET)、透明PET、ユポ(白色の合成紙)の3つになります。銀ベースや透明ベースの素材を使ってPOPシール(アテンションシール・アイキャッチシール)を印刷する場合には印刷の絵柄の下に白インキで目止めしてから絵柄の印刷を行います。白インキを使用するため、フルカラーの場合には白+プロセス4色の合計5色印刷になります。価格を抑えたい場合には白インキを入れて特色3色程度に抑えるのも有効です。
下記の写真は上記のPOPシールをボトルに貼ってみたイメージです。このシールの場合には、下部分の1センチ程だけ糊が残してあり上側はキルフィルムで糊殺し加工されています。ボトルに貼っていない部分には糊が全く付いていないため、店頭などでの保存時でもホコリなどが貼り付くことはありません。
その他の糊殺し(部分糊)加工について
糊殺し加工は用途や形状、ロットなどにより最適な加工方法が変わるケースもあります。上記のようなPOPシールをご検討のお客様はスタッフまでお気軽にご相談ください。糊殺し加工には、キルフィルム(マルウ接着社製)やパターンシート(部分糊用12μmフィルム)を使う方法、ニス止めなどの方法があります。
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